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私の孫の聡太は、自分の小さい頃の写真や動画を見るのが大好き。「赤ちゃん聡ちゃんだね」と言いながらできあがってきた自分の絵本を楽しそうに見ていました。聡太は生後1ヵ月から、病気の母親と離れて生活しています。私の家に連れてきて、てんやわんやの子育てが始まりました。この年になって乳飲み子の子育てをするとは、思ってもいなかったので何をどうして良いか分からず、育児書を見たり、インターネットで調べたりしながら必死でした。でも大変とか、嫌だとか思った日は一日もありませんでした。日々成長していく孫の様子に、新しい喜びの連続でした。
聡太の母親は遠方の実家で治療をしています。それまで具合の良いときは時々来ていたのが、聡太がもうすぐ1才になるという頃に、全く来れない状態になってしまいました。息子(聡太の父親)も週に数回我が家を訪れるのですが、朝早く他市の仕事場に出ていくので、聡太と過ごす時間も少なく寂しそうでした。そこで私が決心をして、他市にある息子のアパートに住み込んで聡太を見ることにしました。そんな生活が2年近く続きました。
聡太ももうすぐ3才になります。今は毎日託児所に行っています。息子はシングルファザーとしてがんばり、私は時々泊まりに行っています。今まで出来るだけ思い出をのこしておいてやろうと、写真や動画を撮ってアルバムやCDに整理してきました。それを見ては、にこにこと楽しそうな聡太。この子がこれからどんな生き方をしていくのか、私は最後まで見届けることができません。でも聡太がみんなに大事にされて育ったんだということは、わかってほしいと思いました。そんなとき「アルバムえほん」のことを知りました。世界に1冊だけの絵本というのが素敵だなと思いました。この絵本をきっと聡太は、何度も何度も読むと思います。
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絵本を作ってくださった裏側に、色んな想いがあることを教えていただきました。
ありがとうございます。
「みんなに大事にされて育ったんだということ」絶対に伝わると思います。